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【実績紹介】SUZUKI「ジムニーシエラ」ニーレストをワンオフで製作しました。
皆さまこんにちは!
気温が少しずつ下がり、冬の訪れを感じるようになってきましたね。
さて、今回のご紹介は・・
お客様より「コーナリング時、横Gで体が振られ、足が広がる。
シートを加工して、下半身がホールドできるようにできないか?」
そのようなご相談を承りました。
純正シートを加工することは推奨致しかねますし、バケットシートに換装するのもちょっと大袈裟な気が。。
ならば、右足が広がるのを抑制できる、このシエラ専用ニーレストをワンオフで製作してみよう!という事になりました。
ワンオフのニーレストの取り付け後。
「物入れ」としても活用できるようにしました。
まずはどの位置にどのくらいの物を付けるのが良いか?
念入りに検証し、幅・高さ・長さを何度も確認します。
アルミ板1枚から製作しました。
アルミ板の厚みが薄いと軽量化と加工はしやすいですが、膝の横Gが掛かった時、板がプニプニし、荷重に耐えられさそうです。
したがいまして、適度に厚みがある4mm程のアルミ板をチョイスしました。
曲げたり叩いたりなどを繰り返し、イメージの形に成型しました。
表面です。最終的にこの面にスポンジ系のパッドを貼る予定です。
仮組みしてみます。内側ドアハンドルより少し体の方へ飛び出してないと右膝がホールド出来ません。
しかし、極端に大きすぎると、通常の運転の際、邪魔になりますよね。その匙加減を調整します。
全体をマットブラックに塗装し、表面にパッドを貼り付けた後、パネルに穴を開けて車体に取り付けてみました。
表面パッドは天然ゴム素材の「黒セルスポンジ」を使用しました。
実際に座ってみて確認しても、右足に対してまだ十分なクリアランスがあります。コーナーリング時はスパッとここに膝を当てて、体を支える事が出来そうです。
手前味噌ですが・・デザインや色味も純正の内装にそんなに違和感がなく、マッチしてるのかなと思います。
製作時、サイズ感はかなり悩みました。
右膝をラフに当ててもパッドに当たるよう、前方にやや伸ばし気味にし、尚且つ、車検証入れが入ると便利かも、というコンセプトで深さと幅を決定しました。
SUZUKI ジムニーJB74 シエラ。人気カラーのジャングルグリーンはとってもかっこいいですね。
藤沢市よりお越しのN様、
この度は車検整備とニーレスト施工のご依頼をいただき誠にありがとうございました。
ワインディングをよく利用されるとの事でしたので、特にこのニーレストについては今後、
使用感などインプレッションをお聞かせくだされば幸いです。
デザイン的にも気に入って頂けたようで私共も大変嬉しく思います。
それでは今後共カーテックJIN-CHUを
どうぞよろしくお願いいたします。
PHOTO/M.INOUE & S.ITOH
TEXT/ S.ITOH
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